::ADMIN::
走れソリよー
明日終業式でわぁーい!ってなってて、通知表の存在をすっかり忘れてた
俺死亡フラグ
1学期より成績下がっちゃうよー 中間で気を抜きすぎた…15位ショック…
まぁ仕方ないんですけどね、自分が勉強しなかったのがいけなかったんだから
期末は頑張ったけど9位だし そんなにすげーいい順位でもないし 中学時代の俺はいづこ
俺死亡フラグ
1学期より成績下がっちゃうよー 中間で気を抜きすぎた…15位ショック…
まぁ仕方ないんですけどね、自分が勉強しなかったのがいけなかったんだから
期末は頑張ったけど9位だし そんなにすげーいい順位でもないし 中学時代の俺はいづこ
美衣に話しかけている男子は、内藤君だった。頑張り屋で人のことをよく気遣ってくれる、っていうのが私の印象。普段、男子と話すことが、私と同様、極端に少ない美衣。そんな彼女が男子と話している姿は、少し滑稽にも見えた。
私は、それ以上話しかけることができず、固まった。2人がいる空間だけ、フィルターがかかっている。
今、気が付いた。2人の手に携帯が握られていることに。
互いの携帯を近寄らせて、そのまま暫し、その体制をキープしている。メアドを交換していることは、誰が見ても明確だろう。
互いのメアドを交換し終わったのか、携帯を離し、二言三言、言葉を投げ交し合った後、内藤君は帰って行った。
氷のように固まっていた足を、ようやく踏み出す。
「帰ろう」
「あ、潮美。うん、帰ろー」
ちゃんと笑顔になれているかわからない私とは対照的に、彼女は満面の笑みで応えてくれた。
鞄を持ったことを確認すると同時に、美衣を小突く。
「ちょっとー、内藤君とメアド交換したのー?」
「あ。見てた?うん、突然『教えて』って言われて…」
「内藤君、美衣に気があるんじゃない?」
「ち、ちがうよ!絶対!」
顔を赤くして否定する美衣は、“絶対”と言える根拠を持ち合わせているのだろうか?
そうかな、と笑って歩く廊下は、いつもよりひんやりとして、私の足に嫌な感覚でまとわりついた。
私は、それ以上話しかけることができず、固まった。2人がいる空間だけ、フィルターがかかっている。
今、気が付いた。2人の手に携帯が握られていることに。
互いの携帯を近寄らせて、そのまま暫し、その体制をキープしている。メアドを交換していることは、誰が見ても明確だろう。
互いのメアドを交換し終わったのか、携帯を離し、二言三言、言葉を投げ交し合った後、内藤君は帰って行った。
氷のように固まっていた足を、ようやく踏み出す。
「帰ろう」
「あ、潮美。うん、帰ろー」
ちゃんと笑顔になれているかわからない私とは対照的に、彼女は満面の笑みで応えてくれた。
鞄を持ったことを確認すると同時に、美衣を小突く。
「ちょっとー、内藤君とメアド交換したのー?」
「あ。見てた?うん、突然『教えて』って言われて…」
「内藤君、美衣に気があるんじゃない?」
「ち、ちがうよ!絶対!」
顔を赤くして否定する美衣は、“絶対”と言える根拠を持ち合わせているのだろうか?
そうかな、と笑って歩く廊下は、いつもよりひんやりとして、私の足に嫌な感覚でまとわりついた。
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